角ハイボールをください!
脚本・役者の深浦かな!
そういったわけで11/21をもって
『シャッター街引導カレー。』(SIC←秘密警察機構みたいな略称ですね!!)が終演いたしました!
ご来場ありがとうございました…!
脚本家なのに語彙がないのでお礼の言葉も一様で大変申し訳ないものなんですが、ありがとうございました…
ご来場頂いた皆様があってこそのシャッター街引導カレー。であったなという感覚が
ステージを重ねる度に強いものとなりました。
ディリバレーは基本的にビビりしかおらぬもので(深浦を筆頭に)、毎ステージ暖かく迎えて下さるお客様には足を向けて寝られません。
あれ?どこ向いても誰かに足を向けている気がする……このままじゃ夜も寝られません
上演台本もたくさんお手にとって頂けました!
先日お知らせしていた無駄購入特典もあいまってか(あいまってないのか)在庫が切れそうになる嬉しい悲鳴が……!!!
あれめっちゃ表紙の手触りええずら!
我が子のようにディリバレー一同大切に育てた本・作品でございますので、ふつつかなアレではありますが、かわいがって頂ければと思いますよっ。
(子供を産んだことない深浦が言うのはナンですねっ!あふふふ)
さて、ひとしきり騒いだところで
毎回恒例になりつつある…
脚本的裏話ー
わああわああ
特に裏が気になるような本ではなかったですがね!
ぶっはははは
はいっ
勝手にやりまーす
【「シャッター街引導カレー。」はじまり】
始まりは、ディリバレー所属 浅賀氏(制作・時々役者)と話半分で持ち上がった「インドっておもしくない?」という話題でした。
今思えば何がどうなって面白かったかわからん、およびインド人に失礼なんじゃないだろうかそれは。
当初の企画段階では、お話の舞台自体がインドでした。
ある山の奥深くに住む主人公ナマステリア(仮名)は、育ての仙人と二人でひっそりと森の中の家で暮らしておりました。
ある日、ふと友達を作りたいと思い始めるナマステリア(仮名)。山のふもとの村で友達を作ってきてみるのはどうかと仙人は言います。
よしじゃあ山のふもとの村で友達っていうものを作ってみようじゃないかとナマステリア(仮名)。
しかしいざ村におりて村人と仲良くなろうにも、なかなかうまくいきません。村人もなかなか新参者を迎える態度とはなりません。
余所者だというだけで、いじめをはじめとする排他的行為をあらかたしつくされるナマステリア(仮名)。
ナマステリア(仮名)は考えました。「どうしたら分かり合えるんだろう。友達を作ることが出来るのだろう……」
混迷の闇の底にいるナマステリア(仮名)の頭に、そのとき去来したもの、それは仙人の顔…そして
「ナマステリア(仮名)よ…ダンスじゃよ……こんなときこそ楽しいダンスじゃ…インドといえばダンスじゃ…お前は何のためにインド人なんじゃ…?レッツ・ダンス!ナマステリア(実名)!」
なんと仙人はナマステリア(実名)の心の悲鳴を察知し、テレパシーでメッセージを送っていたのでした!さすが仙人、やることのレベルが違う。すごいぜっ!
かくして、仙人からすごいテレパシーを受けるついでに命名されたナマステリア(実名)は簡単に仙人の言うことを信じるのでした。
35年間、仙人に反抗したことのない清い心でした。
「わかりました仙人様!僕はダンスで友達を作ります!」
ナマステリア(35)は、35年間伸ばしっぱなしだった髪とヒゲをすっきりさせました。
案外とイケメンでした。
10年前にこの顔で下山していればと悔やまれます。
仙人からテレパシーに後押しされます。
「ゆけ!ナマステリア(35歳イケメン無職)!ダンスで友達つくるんだんす!」
一瞬仙人のオヤジギャグに耳を疑ったナマステリア(35歳イケメン無職)でしたが、35年間、仙人に反抗したことのない清い心の持ち主であったため、「このオヤジギャグにはどんな深い意味・意図があるのだろう」などと深読みをして自分の気持ちを咄嗟に騙すこととしました。
「ダンスで友達つくるんだんす!」
仙人のしたり顔までがテレパシーで飛んでくる中、ナマステリア(35歳イケメン無職)は、皆が集まる村の広場へと歩みを進めるのでした。
まあそんなわけで、幾度に渡る練り直しにより今の形に落ち着きました。
当初から変わっていないところといえば、インドへのヒドい偏見くらいですね。怒られそう。
今回はこのくらい!
誰も期待していないなか次回もやるかも!
さらばいっ!